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松波 登記臣
  • お名前:松波 登記臣
  • 卒業学校:日本大学生物資源科学部獣医学科
  • 職種(役職):獣医師(院長)
獣医師を志したきっかけを教えてください。

学生時代は音楽活動を行ったり、海外へ留学したりとどちらかというと、色々なことに興味を持ちながら、活動的に過ごしていました。物心がついた時から動物は好きでしたし、父が獣医師であり、動物病院を経営していたので、父の仕事に興味がなかったわけではありません。今思えば、高校2年生の時に病院を見学させてもらったことが、大きな転機になったと思います。実際に病院のスタッフが手術や診察をしている姿を見て、病気が治り元気になってる動物の様子や飼い主さまの姿をみて、とてもやりがいがあって面白そうな仕事だなと思いました。

これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後はアメリカとアフリカで海外経験し、帰国後は大学院に入学しました。大学院時代に研究をしながら大学病院で見学もさせてもらいました。博士号を取得した後、30歳で名古屋に戻ってきました。松波動物病院メディカルセンターで働くようになってからは、10年以上がたちました。
日本でずっと小動物の獣医師をしていくという将来像は固まっていたので、いろんな経験をしたいという思いから海外経験にも挑戦しましたが、その時の経験は今でも自分の糧になっていると感じます。「動物の病気を治すこと」「お金を稼ぐ」ということがいかに大変かということ、そして様々な価値観や生い立ちをもつ人たちと一緒に仕事をしていくことの難しさや人間関係・信頼関係の作り方など、多くのことを学べた期間でした。

スタッフとの関係作りで大切にしていることはありますか。

「相手のことをまず信頼する」ということを大切にしています。私の考え方として、一見接しづらく感じる人がいたとしても、大体の場合は分かり合えると思っています。最初は一方的であったとしても、まずは私から相手を信頼しない限り、それ以上の関係性は生まれないと考えています。

先生から見た病院の強み、魅力を教えてください。

あえて抽象的な表現をすると「すごくスタッフ同士の仲がいい病院」だと思います。ただ、当院も昔からそういった雰囲気の動物病院だったわけではありません。
私自身もですが、スタッフ同士の対話を大切にするようにスタッフにも伝えています。獣医師同士、看護スタッフ同士というように同業同士の対話も大切ですが、職種や部署を超えて、縦にも横にも強い繋がりがある状態がベストだと考えています。院長となった今でもスタッフと一対一でコミュニケーションをとる機会を定期的に設けています。スタッフと対話する時間がとりにくい時でも、診療中にフリートークを自分からすることで、スタッフのプライベートや新たな一面を知る機会にも繋がります。私がそういった姿勢で業務を行っているので、他のスタッフもオンとオフの切り替えはしつつも、黙々と業務をこなすというような働き方はしていません。

新しいスタッフに対しても職場に馴染みやすくするような取り組みはされていますか。

新人スタッフをサポートするスタッフは、もちろん各部署に在籍しています。
しかし、担当者だけが新人スタッフを育てるというよりは「みんなの後輩」という感覚で、接してもらうように伝えています。
当院では、主に2〜3年目のスタッフが新人スタッフの教育担当になることが多いです。

どんな動物病院を目指したいですか。

当院が掲げているビジョン、ミッション、バリューがしっかり体現された動物病院、組織を目指したいです。特にバリューの部分はスタッフの評価項目にも取り入れているのですが、スタッフに対してもオール5を取れるように頑張ってもらいたいです。
また、当院では「獣看連携」という言葉を使って、獣医師と看護スタッフの連携強化も取り組みの一つとして掲げています。院内でのセミナーや症例検討会を活発に行ったり、診療中のヒヤリハットが減るように、具体的な年間の目標数値を設定しています。目標を定量化することで、スタッフが目標達成のために具体的に行動できるように工夫しています。

先生が考えるベストな働き方・職場とはどのような形ですか。

1人の獣医師として、各職種の専門家としてという意味では、まず努力を怠らずに自己研鑽に励んでいただきたいということが一番です。今のスタッフは勉強熱心な方が多く、私自身も日々スタッフから刺激をもらっています。
次の休みを考えながら終える1日ではなく、1日夢中になれる仕事が今日もやってきたと感じながら働けたら最高だと思います。
病院としては、お互いへの思いやりを忘れずに助け合える組織へと成長することが、素晴らしいサービスを提供し続ける上で大切だと考えています。

動物病院を運営する中で心がけていることはありますか。

愛玩動物看護師のスタッフと面談する中で、ちょうど最近大きな気づきがありました。
国家資格化され、業務範囲が広がった今「もっと飼い主様と関わりたい」「もっと手術に関わりたい」というような声を聞きました。
スタッフ自身にモチベーションがないのではなく、診療体制や組織体制によって、その熱量を発散できないでいる可能性があるということを感じました。今では退院する際のお返しや手術の補助も対応してもらうように、診療の流れを変えています。
やりたいことのためなら、もちろんモチベーションは上がりますし、自発的にどんどんレベルアップしていってくれるので、病院としても個人としてもすごくいい循環が生まれるんですね。
なりたい理想の姿ややりがいを感じられる瞬間というのは、一人一人で違うと思いますが、それをしっかりヒアリングして、スタッフの考えが反映できるようにしたいと考えています。

これからの展望について教えてください。

最近スタッフから「組織として成長し続けていることを感じられるからこそ、この病院で働くのが楽しい」という声を聞きました。お陰様で、当院は売り上げも来院患者数も右肩上がりの状態ではあります。それは広い視野と柔軟な発想で動物病院を運営するように心がけている成果でもあるのかなと思います。
ただ組織として大きくなっていくだけではなく、動物病院で働く人は、日頃の「ありがとう」という言葉であったり、仕事で感じられるワクワク感など、内面的な報酬によって満足感を得られる人が多いと思います。些細なことかもしれませんが、私から「ありがとう」という言葉を発するように心がけたり、感情豊かにスタッフと働くことで、組織として一致団結して成長し続けたいなと思います。

松波動物病院メディカルセンターで働くための採用基準はありますか。

ある程度、どの職種も共通の採用基準を持つようにしています。第一印象で決めるようなことはせず、書類選考や面接を経て、採用する方を選考しています。
傾聴力やコミュニケーション力は大切にしています。また、面接などを通して過去の体験談を聞くことで、価値観や性格、経験に対しての感受性などについても深く知れるように心がけています。
求職者の方ともしっかり対話を重ねることで、その方の個性を理解できるだけでなく、長期間当院で働けそうか、今の病院の雰囲気に馴染めそうかといった業務面での相性も確認できるので、お互いに後悔のない採用ができると考えています。

求職者に向けてメッセージをお願いします。

獣医師、愛玩動物看護師、トリマー、トレーナー、受付、職種に関わらず、プロフェッショナルになりたいと思う人はぜひ一緒に働きたいです。当院はスタッフの仲もいいですし、風通しのいい職場環境にしたいと考えていますが、仕事の部分では中途半端なことは言いたくありません。また私が使う「プロフェッショナル」という言葉は、その職業にだけ精通していればいいという意味ではありません。仕事をしていく中で、従業員や飼い主様、業者の方など様々な方と接する機会があります。自分の専門分野外のことにも挑戦しないといけない時もあるかもしれません。働く場所は動物病院ですが、どんな職種であっても一人の社会人として成熟していくことが大切だと考えています。

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